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嚥下内視鏡検査(VE)導入

  • 執筆者の写真: アップル歯科 ウェブサイト
    アップル歯科 ウェブサイト
  • 2025年11月14日
  • 読了時間: 3分

施設・在宅での嚥下内視鏡検査(VE)導入のお知らせ


当施設/病院では、Pentax FNL-10RBSポータブル内視鏡を用いた嚥下内視鏡検査(VE)を導入しました。この検査は、嚥下(飲み込み)の状態を詳細に評価するために行います。ご自宅や入居施設など、住み慣れた場所で検査を受けていただけます。


検査のメリット:体への負担が少なく、楽に受けられる


当院の採用する経鼻内視鏡を用いた嚥下内視鏡検査は、従来の検査方法に比べて、患者様の負担を大きく軽減します。


  1. 咽頭反射(えずき)が少ない

約3mm程度の非常に細いカメラチューブを鼻から挿入するため、咽頭反射(えずき)がほとんど起こりにくいのが特徴です。報告では、約9割の方が「次回もこの方法を希望する」と答えるほど、比較的楽に検査を受けていただけます。反射が強い方には、少量の麻酔を追加することで対応します。


  1. 検査中に会話が可能

口を使わず鼻から挿入するため、検査中も会話が可能です。「説明を聞きながら」、「リラックスして」検査を受けていただけます。これにより、患者様の不安を軽減し、協力していただきながらスムーズに検査を進められます。


  1. 体への負担が少ない

X線(レントゲン)を使用しないため、被ばくの心配がありません。カメラのチューブは約3mmと胃カメラなどに比べて非常に細いため、挿入時の違和感は軽微です。


検査のデメリット・偶発症と対策


  1. 鼻の違和感や痛みについて

内視鏡が鼻腔を通るため、検査中または検査後に「鼻がツンとする感じ」、「水が入ったような違和感」や軽度の鼻痛が生じる可能性があります。初期のアンケートでは約30%の方に鼻痛(軽度含む)があったと報告されていますが、ほとんどは一時的なもので数時間後には改善することが多いです。検査後にくしゃみや鼻水が出ることがありますが、これも一時的です。


  1. 挿入困難なケース

稀に、鼻の手術既往、鼻中隔彎曲症、重度のアレルギー性鼻炎、繰り返す副鼻腔炎などのある方では鼻からの挿入が困難となることがあります。経鼻内視鏡の挿入率は約9割と報告されています。


  1. 偶発症:鼻出血

鼻出血が起こる頻度は約6%程度とされています。ほとんどの場合、自然止血するか血管収縮剤の点鼻などで止血可能です。止血が困難な場合は、耳鼻咽喉科での処置が必要となることがあります。


検査の流れと評価プロセス


嚥下内視鏡検査は、現在の嚥下機能を正確に把握し、具体的な食事形態や対応方法を決定するために行います。


  1. 摂食嚥下外部評価(アセスメント):事前に現在の嚥下状態を評価し、嚥下内視鏡検査の必要性を判断します。

  2. 同意の取得:患者様の全身状態を確認し、検査内容、目的、偶発症について、患者様および関係者へ十分に説明し、同意を得ます。

  3. 内視鏡挿入と観察:バイタルサイン(血圧、脈拍など)を確認しながら、内視鏡を挿入し、咽頭・喉頭の状態を観察します。 (挿入が困難な場合やバイタルサインが不安定になった場合は、安全のため中断することがあります。)

  4. 実際の食物評価:日常的に摂取している水、ゼリー、食べ物などを実際に少量摂取していただき、内視鏡で嚥下時の動きや食物が誤って気管へ入りそうになっていないか(誤嚥の有無)を評価します。

  5. 対応策の立案:安全に摂取できる食べ物や危険な食べ物を特定し、食事姿勢や介助方法など効果的な対応法を考案します。

  6. 再評価:後日、再度内視鏡を挿入し、立案した対応法(姿勢、食事形態など)の効果を検討・再評価し、最も安全で適切な方法を確立します。



ご不明な点や検査に関するご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。


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